書き忘れたこと。
言いがかりとか、単なる偶然とか、よくあるパターンなのでは?
とツッコまれそうだが、
読んでいて、この感じはアレだ、全体のノリがアレに似ているんだ!
アレって……えーっと(汗)……と考えて思い出した。
去年読んだレオ・ペルッツ『どこに転がっていくの、林檎ちゃん』!
SFだけあって『パラドックス・メン』の方が当然スケールが大きく、
移動距離(時間も!)が長いのだけど、主人公は30歳前後、
誰が見ても美男――ではないかもしれないが、味のある風貌、
次から次へとトラブルが起き、困難に巻き込まれ、
それでも本人の胆力と周りの援助で関門を突破し、
すごろくの次のコマに進むような展開が。
一難去ってまた一難去ってまた一難――というストーリー、
ある役職の人物が「実は私は○○だったのだ」と正体を明かす流れ、
そして、拍子抜けするようなオチも(笑)。
あー、スッキリした。