岩波書店『図書』2020年3月号をそろりそろり(笑)。
俳人・長谷川櫂氏の連載『隣は何をする人ぞ』第6回「三十分の死」を読了。
その後、伊豆修善寺に転地療養した際、
吐血直前に意識不明に陥ったが、当人には気を失った記憶もなかった――
というエピソードが取り上げられている。
それらの体験が晩年の作品に与えた影響は……といった話なのだけど、
長谷川氏の今回の結びにゾワッとした。
『図書』3月号 p.57 より引用。
> 夏目漱石、享年四十九。
> 遺体は解剖され、生涯悩み続けたその偉大な脳は、
> ホルマリンに漬けられて東京大学医学部標本室に今も保存されている。
> 科学の時代の悪趣味の一つである。
( ˘ω˘ ) .。oO(うゎぁぁぁぁ……!)
確かに「悪趣味」――と言いながら、
どうにもこの手の話題が好きな私であった(笑)。