丸尾マンガ読み返し週間。
今回は『瓶詰の地獄』。
収録作は夢野久作の名作をコミカライズした表題作の他、
オリジナル短編「聖アントワーヌの誘惑」(真面目な神父の受難),
落語を元にした「黄金餅」,
不遇な異母姉弟を描いた「かわいそうな姉」。
購入したのは2012年初版。
読んですぐにブクログにレビューを投稿していたが、
例によって大したことは書いていなかった。
短編4作収録。
表題作は夢野久作の同名小説コミカライズ。
成長した兄・太郎の顔が、どことなく写真で見る夢野久作に似ている気が。
「かわいそうな姉」は、
渡辺温の同名作品を元にしているのかと思ったが、読んでみたら違った。
でも、やっぱりかわいそう(泣)
といった程度(苦笑)。
基本的に丸尾作品は「絵」を楽しむものなので、
ストーリーについて細かく云々するのも野暮よねぇ……と思っているからか。
読んだ後に眠ると大体変な夢を見ますがね(笑)。