BS-NHKとBS松竹東急でオンエアされた映画を録画して
ポツポツ視聴しているのですが、
一つ一つレビューを書かんでもいいかな、ということでザックリと。
異人たちとの夏
若くして亡くなった両親と時空を超えて再会するという美しい話に
都会の怪談をねじ込んであるというか(笑)。
砂の器
犯罪はダメ! ゼッタイ!!
なのだけど、秀夫少年の鬱屈、
親切な駐在さん夫婦に本当の息子のように可愛がってもらいながらも安住し得ず、
そこを飛び出して名前や身分を偽って別人になり切ろうとした心情は
よく理解できます。
切ない。
フロム・ダスク・ティル・ドーン【吹き替え版】
てっきり普通に字幕版かと思って観たら吹き替えでした。
面白かった。
有名なので、どういう話かは知っていましたが、ハハハ……💦
前半(クライムサスペンス)と後半(血みどろホラー)で
全然別の話になっちゃうところ、分岐点がモーテルであるところなど、
もしかしてヒッチコック『サイコ』が若干、念頭にあったのか?
などと愚考。
ガタカ
これもウッカリあらすじを知ってしまっていたのだけど初めて観ました。
既視感とは違うけれども、
何となく似た手触りの作品を知っている気が……と思ったら、
監督アンドリュー・ニコルは『トゥルーマン・ショー』の脚本を書いた人だ!
人間は努力と才覚で運命に抗えるのか、という大テーマに友情や恋愛が絡んで、
結構ワタシ好みだった。
それにしてもユマ・サーマンは手がデカい(指が長い)。
ブラック・レイン
まだ欧米人が日本をほぼ全然知らなかった(?)時代の珍品よね。
設定がいろいろスットコドッコイだし、夜景(ネオンサインなど)には、
ある程度正しい日本と誤った日本のイメージが入り混じっているし。
香港ちゃうで! とか。
ヤクザの大親分がナイトクラブのオーナーで、
そうとは知らない一般人も客として通っているというのはいいとして、
店の名前が《諸行無常》はおかしいだろ、とか(笑)。
だが、あまり魅力を感じたことがなかった(失礼!)高倉健さんが、
松本正博警部補のシャイで優しいキャラクターを巧みに表現していて、おお!
と唸った。
逮捕された佐藤浩史(松田優作)の不貞腐れ加減がカワユイ(笑)。
八つ墓村
市川崑監督の1996年版。
トヨエツ金田一はどうしてあんなにニチャニチャ笑っていたのだろう??
スノーデン
現実の事件当時、ロシアに亡命!?
と驚いたものでしたが、なるほど、
アメリカと仲のよくない方面でなければ受け入れてもらえなかったってことですね。
しかし、自由を求めて飛んだ先があの国とは皮肉だし、
その後のウクライナ侵攻などを考えると何とも言えない気分になりますわ。
ザッとこんな感じです。