いつオンエアされたんだっけ?
ともかく、不意にまとまった暇な時間が出来たので、
BS-NHKで放映された映画『ピエロがお前を嘲笑う』ハードディスク録画再生。
2014年ドイツ映画,監督:バラン・ボー・オダー,出演:トム・シリング,他。
原題は Kein System ist sicher(安全なシステムは存在しない、の意)。
始まってすぐに脳裏をよぎったのが『ユージュアル・サスペクツ』。
アレ式の話かと思いつつ、
愉快犯ハッカー集団と化していくギーク青年たちのすったもんだを
半笑いで眺めていたのだけど……
あんな有名な作品の骨格をまんま模倣するなんてバカかよ、
と思うじゃないですか。
模倣じゃなかった、面白かった!(オマージュか。ゴメン💧)
悪ノリが過ぎてとうとうガチの犯罪に巻き込まれてしまった主人公ベンヤミンが
警察に出頭し、情報提供と引き換えに保護を願い出る、
その供述内容が映像で表現されるのですけども。
二転三転、最後は「おおっ!」と軽くのけ反り。
人は自分が見たいものしか見ない――とは、現代のSNSを取り巻く状況を
予見していたかのようで。
ともかく、主人公が捜査官に披露する簡単な手品(スライハンド)がヒントです!
それはそうと、今ちょっと『アメリカン・アニマルズ』をも連想してしまった。
私ゃどうもああいった根暗な男子たちがワチャワチャする話が好きみたいっす💦
ところで、『ピエロがお前を嘲笑う』はハリウッドでリメイク決定……と言われて
早?年、みたいですが、
下手に焼き直しなんかしない方がいいんじゃないかって気も。
ドイツを舞台にドイツ系の俳優が演じることで醸し出された
独特の地味さ、アンニュイさ、やるせなさ、みたいなものが消し飛ぶと、
旨味が薄れちゃうと思うんですよね……。
それにしてもリーダー格のマックスを演じた
エリアス・ムバレク(エリヤス・ムンバレク)がイイ男💕