挑もうか? 【集結した“超秀才”の一人クリフォードの口癖】
監督の過去作は何となく気にかけながら未見……。
が、今作は劇場で予告を見て、どうしても鑑賞したくなったので映画館へ。
行ってよかった(ほっこり)。
【注】
これからご覧になる方はパンフレットを買っても
鑑賞前に読み込まない方がいいッスよ(驚きが減っちゃうから)。
1950年代、この世の栄華を謳歌するイケイケどんどん(←死語)時代のアメリカ。
人口僅か87人の砂漠のオアシス、アステロイド・シティには
紀元前3007年9月23日(←は?)に
隕石が落下して出来た巨大なクレーターがあった。
その晴れがましい日に“超秀才”少年少女顕彰イベントが開催されるとて、
当人たちと保護者らが集結、一軒しかないモーテルに荷物を運び込んだ。
宇宙飛行士ヒッケンルーパー博士の指導で
特殊な装置(←え、え??)を用い、一同は天文ショーを楽しむことに。
すると……大事件勃発!!
というのが大筋で、そこに集う人々の人間模様が
ペタッとしたパステル調の空、砂、諸々の大道具・小道具と共に
なにげ~に超豪華キャストで描かれます。
いかにも作り物っぽいんだけど(実際、作り物なんだけど💧)
そんな書割の中で、大なり小なり悩みを抱えた人たちが打ち解けあって、
そうさね、まずは他者に関心を持つことから始めてみようか……といった物語が
繰り広げられます。
大人も子供もみんな可愛くって愛おしくなってしまう(ってことにしておこう)。
私は実は前例に鑑みて、ティルダ様が演じるヒッケンルーパー博士が
UFOに乗ってどこかへ帰ってしまったらどうしよう……
てなアホな心配をしながら観ていたんですけど(笑)。
超秀才少年ウッドロウの父オーギー(←この人が実質、主人公よ)が
電熱器で焼いたパンが美味しそうだったなぁ(ヤケドしちゃったけど)。
ただ、亡妻の遺灰を入れる容器がタッパーっつーのは、いかがなものかね。