fukagawa-natsumi.hatenablog.com
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……という具合に、今年初め『シリーズ横溝正史短編集Ⅱ』全3回の放映に
舞い上がった私でしたが、見そこねた2016年の最初の3話が再放送されたので、
録画して視聴したのでした。
30分×3編の濃厚な1時間半……ちょっと疲れた(笑)。
しかし、実にイイ感じの過剰演出が楽しい!
「殺人鬼」
噂の連続殺人鬼に怯える美しい女性・亀井加奈子。
駅から同行した推理作家の八代竜介は
彼女と共に不気味な人物を目撃し、以後、事件に巻き込まれる。
金と欲の損得勘定が裏で縺れた陰惨な物語の謎を、
世にもチャーミングな名探偵が解く。
「黒蘭姫」
盗癖のある美しい女性をうまくあしらっていた百貨店――だったはずが、
予想外の殺人事件が発生……。
このドラマでは金田一と等々力警部の絡みがなかったのが少し寂しかった。
「百日紅の下にて」
戦友の遺言を執行するため、ある屋敷跡を訪れた金田一。
そこでかつては優雅な暮らしを送っていた主の佐伯に伝えたことは……。
百日紅の下で対話しているので、時間の経過に従って花びらが散り、
金田一と佐伯の髪に降り積もるのがリアル過ぎて(!)大笑い。
夫婦の夜の営みの間接表現が「布団と布団の掴み合い(?)」なのもウケた。
今回は全部、原作未読でした。
上に掲載した『殺人鬼』に全話収録されているのかな、買うかな。
「百日紅の下にて」はずっと前に実家で読むチャンスがあったのだけど……。
さて、先に観てしまった『金田一耕助 踊る!』の方が
アクロバティックで異様だったので、意外にシレッと普通に楽しめましたよ、
この第一弾は。
残念なのは――以前のテレビが故障して、4月に現テレビに買い替えまして。
バタバタしていてHD録画の『金田一耕助 踊る!』を回収しそこねたこと。
ぐぬぬ。
まとめてDVDとして発売されませんかねぇ……。