深川夏眠の備忘録

自称アマチュア小説家の雑記。

パノラマ島礼讃。

普段、twitterは長居すると精神衛生によろしくないので、

必要なところだけチャチャッと覗いて早々に立ち去るのですが、珍しく

タラタラ呟いてしまったので(というほどのボリュームでもないが……)

まとめておきます。

 

しばらくぶりに丸尾末広『パノラマ島綺譚』を読み、改めてシビレた次第。

 

 

現実問題として遂行不可能なのはわかりきっているが、

どうしても人見広介を応援したくなってしまうのだ。

と言いつつ、終盤に敵役となる明智小五郎が登場するのも好き。

(原作、江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」では、

 主人公を追い詰める探偵役の名は北見小五郎となっている)

 

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ところで、私のパノラマ島とのファーストコンタクトは

高階良子『血とばらの悪魔』だった記憶が。

 

 

親戚の家にこの手の漫画が並んでいたので、

遊びに行くと部屋の隅に座り込んで読み耽ったものだった。

漫画版では菰田夫妻ではなく兄妹という設定。

あー、だからね、夫婦だったら夫に成り済ました男が妻と同衾するのは、

ニセモノとバレるリスクを除外すれば表面上は問題ナシだが、

兄と妹ではアカン!

人見広介が菰田千代子に惚れたとしても、手を出してはイカンのよ、

少女漫画らしい、悶々しちゃう素晴らしい改変だわよ!!(笑)

 

さて。

若い人は新江ノ島水族館しか知らないでしょうけど、

個人的にはちょっと野暮ったかった(失礼!)

昔のえのすぃ=江の島水族館の方が好きだったのだ。

三館をタラタラ巡るのが楽しかった。

暗い地下道を歩くたび、

パノラマ島をイメージしたものだったわ……(しみじみ)。

 

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ところで、過去の映像化作品って

ドラマ「天国と地獄の美女」だけですか(未見)。

 

 

現代だったらあの手この手で何とかなりませんかね。

でもって、満島ひかり扮する明智探偵が「奥様の親族のご依頼で」

とか言って颯爽と登場する、っつう(勝手に想像してゾクゾク)。

 

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【余談:蛇足とも言う】

 もちろんパノラマ島に及びもつきませんが、

 持ちネタに小さな島の奇怪な水族館の話がございます。

 お気が向かれましたらご一読ください。

 

ショートショート「エニドリオン」イメージ画像。

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