昨年10月に思いついた【*1】短編が
4ヶ月もかかって(トホホ)ようやく完成しました。
タイトルは『ディアーリオ』。
イタリア語で日記を意味する diario 。
山奥の全寮制の女子校に在籍する少女の日記――という日記体小説。
カクヨムでの連載で1日分=1話ずつ公開し、
完結前後のタイミングで縦書き版をRomancerにもアップする予定です。
その日まで待っていただくのもアリですが(笑)
ご閲読はアカウントの有無に関係なく可能ですので、
お時間のある方は是非、1話ずつお楽しみください。
日記の体裁につき、各話の長さがまちまちですが、
そこはご了承いただきたいところ。
また、関連作品【*2】の都合上、現在より少し昔の時代設定になっています。
ところで、毎日更新というスタイルを、日々の思いつきで
都度、雑に書き殴っていく「がさつ」「非丁寧」なやり方と
決めつける向きもあるようですが、いろんな人がいるものですね。
ちなみに、本作は完成後、
推敲を重ねてから一話ずつ小出しにする連載につき、完結保証。
(出来上がったから始めたんだよꐦ)
【*1】
次は「日記」もありじゃね?
と思ったのがきっかけ。
物語の途中で誰かの日記が開陳される、あるいは、
一通り読み終えた人物が最後に総評を述べて終わるという形式の小説は
多々あるかと思いますが、
最初から最後まで語り手の日記のみの小説は、あまり多くないような……。
まあ、私が知らないだけでしょうけれど。
既読の作品で、日付とそれに対応する内容の
まるっと日記に該当するのは、モーパッサン「オルラ(Le Horla)」
くらいしか思い出せませんな。
【*2】
『フラゴナールの娘』併録「さえずり」。
『ディアーリオ』はその派生作品に当たります。
ともあれ、ご愛読いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。