深川夏眠の備忘録

自称アマチュア小説家の雑記。

夢の中の親戚の家

同じパターンの夢を繰り返し見る。

その一例、実在する親戚の家で夜の雨宿り。

しかし、家の構造が現実離れしている。

それでいて、当の親戚の家の雰囲気を漂わせてもいる。

大した広さではないはずなのに、茶の間からトイレまでが異様に遠い。

廊下が鉤型に曲がっていて、何度も右折と左折を繰り返さなくてはならない。

(この時点で実在するその家とは別の空間になっている)

廊下にはほとんど照明が灯っていず、薄暗い。

どうしてそんなに奥まったところにトイレがあるのかと思いながら

歩いていくと、

途中に「おばあちゃん」の部屋があって、中の様子がわかる。

彼女は伯母(母の姉)の夫の母親なので、

私と血の繋がりはない――が、

ポジションとしては「おばあちゃん」で間違いない。

朗らかで、よく冗談を飛ばす実の祖母とはまったく違うタイプで、

高圧的な雰囲気を醸しているので、苦手な人。

それで、私は「おばあちゃん」に気取られないように足音を忍ばせて

その場を通り抜けるのだった。

目が覚めて思い出すのだが、

この「おばあちゃん」は実はかなり昔に亡くなっていた人だった。