過去作の雰囲気画作成を進めております、Midjourney有料版で。
今回は、感染症蔓延下の切ない乙女心(?)を描いた「ミニャルディーズ」。
【A】に決まるまで紆余曲折ありまして。
Midjourneyが現行の仕様になったことで、
試しにそっちでもやってみるか……で、出て来たのが【A】及びその他。
[新]stylize 250 です。
それより前、stylize 標準値が 2500 だったときに一旦作った絵を却下。
【B】と【C】です。
雨の中、道路が渋滞してしまい、ジワジワ不安に苛まれる女の子の図、
といったところ。
【A】には最早、諦観が滲んでいますね(笑)。
【C】が一番「ああヤバいヤバい」感が出ているかな。
考え過ぎかもしれないですけれど、
今般はMidjourney先生の脳内の規定らしきものが垣間見えた気がしました。
こちらは a girl takes a seat in a bus と言っているのに、当初、朝焼けの中、
郊外というか野っ原の乗車場でバスを待って立っている姿が出たのです。
少し指示文を弄って、何とか着席させたのですが(笑)
時刻は夕方なんだよ~、どうしてそんなに明るいんだよ、
あ、もしかして twilight を早朝の薄明だと思ってる?
ぬぬぬ……💡✨わかったぞ、
アメリカ的常識では、ミドルティーンの女の子が(殊に遅い時間帯に)
単身バスに乗り込むなんてあり得ない事象だからだな! と、名探偵気分に。
あるとすれば朝方の通学バスに違いないとMidjourney先生は判断したのでしょう。
治安状況に基づく常識の違いですね。
また、彼女が不安げな表情をしているというなら、理由を添えてあげないと、
こちらのイメージにフィットする顔に仕立ててくれないようだな、
とも察することが出来ました。
そこで彼女が身の危険を感じている風な表現を用いると、
ワードチョイスによっては BAN! ですよ、きっと。
さて、「ミニャルディーズ」はカクヨムの他、
Romancer『月と吸血鬼の遁走曲(フーガ)』や
くるっぷでもお読みいただけます(上のイラストを添えて綴じておきました)。
本作を含む電子書籍『カレンダーリオ』もございます。
出来ればこれを買っていただきたいでござるよ……。
403adamski版に限り挿絵代わりの収録画像多め、また、
あとがきを兼ねた自作解説のコーナーを設けているのでお買い得です(笑)。