twitterで情報が流れてきたので喜び勇んで。
名作短編ドラマ『インスマスを覆う影』をTVerで観られる! と。
この作品はDVD化されていなくて、
昔、本放送の後に出たVHS(もちろん廃盤)の
中古価格が高騰していたのですが……フフフ……イア! イア!(笑)
それにしてもパッケージ画像ネタバレ問題(トホホ)。
内容はH.P.ラヴクラフトの
名作「インスマスの影」 "The Shadow Over Innsmouth"(1936年)の翻案。
舞台を現代――というのは当時、すなわち1990年代初め――の
日本に置き換えた作品。
入院中の母を気遣いながら働くカメラマン平田拓喜司が
個人的に興味を持った辺鄙な漁村へ週末の休みを利用して赴くと、そこは
……というホラー。
駅名表示などにちょっとした遊び心が感じられるところも好き。
原作よりも遙かにウェットなムードなのだけど、
寂れた港町の話にはピッタリな演出。
画面から漁港の匂い(わかる人にはわかるはず)が漂ってくる気がした。
自分がどこから来たのか、
本当は何ものだったのかを知るに至る物語には、普遍性がありますね。
配信期間中に繰り返し鑑賞しておきたい……。