ポン・ジュノ監督のパルムドール受賞作『パラサイト‐半地下の家族』を鑑賞。
私が行ったシネコンでは三連休でパンフレットが完売したらしく、
買えなかった……残念ナリ(涙)。
父・母・息子・娘、四人とも失業中のキム一家。
半地下仕様の狭い住居で身を寄せ合い、内職で食い繋ぐ中、
息子ギウは親友から家庭教師の代理を頼まれ、富豪の屋敷へ。
豪邸の内部、家族構成を覗いたギウは一計を案じ……。
貧しいが頭の切れる家族が、
金持ちだけれどもちょっぴり抜けている(?)人たちを丸め込んで
屋敷を乗っ取る話だと思って観ていたら、
とんでもなくサスペンスフルな展開になって軽くのけぞった。
なるほど、家を人体と見なすなら、
本来そこに存在するはずのない異物は寄生虫のようなもの……だものなぁ、
タイトルは《パラサイト》以外にないわ。
ネタバレ防止のため、これ以上詳しいことは書けませんけど(笑)。
キッチリ張り巡らせた伏線が終盤できちんと回収される爽快感!
――を、是非、多くの人に劇場で味わってもらいたいと思った。
余談だが、もし、私が監督の立場だったら、
あのガーデンパーティで「リスペクトォォォ!」の混乱の中、
エンドロールで終了……にしてしまった気がする(←バカだ)。
まあ、小説や漫画なら、そういう演出もアリかもしれないが、
映画なのだから、やはりきちんと
オチがついていた方がいいものねぇ(ウンウン)。
いやー、痺れました、満足★★★★★!
ところで、深夜の「ジャージャー・ラーメン」
妙に美味しそうだったなぁ(笑)。